１０月１７日(日)　午前１０時　

　１０月１７日は伊勢の神宮において神嘗祭が執り行われます。神宮における最大の収穫祭であり、天照大御神様に新穀を供えまつり、五穀豊穣の神恩感謝の真心を捧げる祭典です。

　それに伴い宝満神宮寺でも午前１０時より神嘗奉祝祭を斎行致します。

　神様に捧げる古来より日本人の主食とされてきたお米です。「日本書紀」にみられる「斎庭の稲穂の神勅」が示すとおり、天照大御神から日本人の主食にするようにと稲籾がもたらされたのが、稲作の起源とされます。

　長い伝統に培われた稲作は、神様から授けられた神聖な営みであり、お米には「稲魂」という魂が宿ると信じられてきたのです。陽の恵みを受け、人が慈しみ育んだ稲の稔り、私たち日本人の命の糧、この稔りに感謝を込めて祭典を執り行います。