おかげ話

母の姿は、数年前の私の姿でした

不安や悩みの多い現代社会をどう生きるか?

神様仏様は、それをどう教えて頂いているのか? 

 

 

 

 87才になる母が、「大丈夫、大丈夫」と言ってなかなか病院に行かないので心配で仕方ありません。

(女性・54才)

 

親はご飯を食べれない程心配・・・

 87才になる母が突然「胸がつかえたみたい」と言ってご飯が入らなくなりました。

 家族皆で心配して病院に行くように勧めましたが、母は頑なに「大丈夫、大丈夫」と言ってなかなか病院に行かず、私は心配で心配で仕方ありませんでした。

しかし数日後、激痛がきて入院になりました。病院では閉塞性黄疸、胆管結石と診断されました。すぐに翌朝の真心説法で勉強させて頂き教祖様のお導きを頂きました。

 教祖様より「あなたが足の手術をしたとき、親はご飯を食べれない程心配されたことを気づいていますか?」

 そういえば、私は10年前より大腿骨を痛め、足を引きずるように歩き、痛みで立つこともできませんでした。そんな私を見て、家族から度々、早く病院に行くように言われていましたが、心配をかけまいと「大丈夫、大丈夫」と言って病院に行きませんでした。しかし痛みが段々とひどくなり手術を受ける事になったことを思い出しました。「大丈夫、大丈夫」と言って心配をかけた母の姿は、数年前の私の姿でした。

 

「親を大切に田んぼを頑張らなね!」

 我家は代々米作りをしています。今は養子に来て頂いた主人と一緒に頑張っていますが、田んぼはこれからどうなるんだろうといつも母に心配をかけています。

 教祖様より「入院しているお母さんに安心してもらったらいいですね。『主人が親を大切にせないかんねー。田んぼも頑張らなねと言っていたよ』とお母さんに伝えてくださいね」と教えて頂きました。

 面会できない母に早速、電話で伝えると、母は「ありがたいね!無理せんごと言ってね」と、毎回毎回言います。電話の向こうの嬉しい顔が目に浮かぶようでした。親の喜ぶ言葉、主人を上げる言葉を教えて頂き、本当にありがたかったです。

 

奇跡のお蔭様を頂く

 母の病を通して、両親が私に病院を勧めた時「そうやね」と言葉に合わせていたら、どんなに親や主人が安心していただろうか。素直な心は家族にどれ程安心して頂くのかを全く気づいておりませんでした。教祖様のお導きで、みんなが思いやりを持って和になる大切な大切な心を教えて頂きました。

 その後、母は再検査を受けると病院の先生から「石も何もないみたいです。黄疸の数値も下がっています。不思議ですね」と首をかしげられました。奇跡のお蔭様を頂きました。

 教祖様のお導きのお蔭様で一つひとつ教えて頂き家族への思いやりの心の大切さを学ばせて頂きました。

 本当にありがとうございました。