おかげ話

「義母にそんな思いをさせていたのか…」

不安や悩みの多い現代社会をどう生きるか?

神様仏様は、それをどう教えて頂いているのか? 

 

 

 

 

 28才の息子が突然ひきこもり、なぜそうなったのか訳が分からず私も主人も年老いた両親も、とても心配しています。  

(女性・58才)

 

突然のひきこもり

 28歳の息子が、職場の近くにアパートを借り、一人暮らしをしながら元気に働いていました。ところがある日突然、仕事にも行かず家の中にこもってしまい、電話をしてもアパートを訪ねても、返事をしてくれません。私も家族も、訳がわからず、只々心配する日々が続いております。どうしたらいいのかと、陽美子先生にお尋ねさせて頂きました。

 先生からのお導きは、「息子さんが返事をしないということは、あなたは人から何か言われたとき、返事をしていますか」と聞かれ、ハッとしました。私は、義母に話しかけられても、面倒くさくて、聞こえない振りをすることが多かったからです。

 「あなたは『ハイ』という返事が、どんなに大事か、子供の人生を変えてしまうかを知っていましたか。蒔いた種は必ず生えますよ」と言って頂き、まさか自分の思い行いが、息子の足を止めてしまったとは思ってもみませんでした。

 

義母の尊い涙

 それから毎日、お説法を拝聴させて頂き、法座では、息子のことが心配でたまらないという苦しい心を聞いて頂きました。そのときに、私以上に両親や主人が、どんな思いだったか、気を使う心を教えて頂きました。

 先日、若いころから90歳になる今日まで熱心に信仰をしてきた義母が突然「私が悪かった。子や孫のために德を積まなくてはいけないのに、できていなかった。最近、孫のことで、あなたが信仰にご縁があって手を合わせてくれるようになったから嬉しい。今、初めて心を開いてあなたに話せる。今までのあなただったら言えなかった」と涙を流しながら話してくれました。

 義母の尊い涙を見たとき私は、義母にそんな思いをさせてきたんだと愕然とし「今まで心配をかけてすみませんでした」と初めて頭を下げることができました。義母は「お互い様よ。これからも仲良くしていこうね。よろしくね」と言ってくれて、私は「息子が帰って来てくれるまで長生きしてくださいね」と何とか言うことができました。

 

信仰のご縁を繋ぐ

 そのことを先生にお伝えすると、「お母さんは偉いですね。年を重ねた今、德を積む大切さに気づかれることが、信仰のお蔭ですね。あなたに、『一日でも若いうちに信仰して、目の前の悩みを通して、自分の勝手さに気づいてね』と教えて頂いていると思いますよ。たぶん、お母さんは今まで胸の内を吐き出せなかったのね。心の中にある、誰にも見えない愚痴や不満を宝にする教えに出会っていれば、もっと早く楽になったでしょうね。

 『お義母さんの信仰のお蔭で、私も悩み苦しみを喜びに変えて頂くみ教えに出会いました』としっかり頭を下げましょうね。お義母さんの喜びがご主人の喜びとなり、その喜びが息子さんに行くのですよ。必ず良い方に変わりますよ」とお導き頂きました。

 一日でも早く義母や主人に喜んで頂けるように、一心に学ばせて頂きたいと思います。ありがとうございました。