おかげ話

『お母さんと妹の為なんやろ、跡取りやもんな』

不安や悩みの多い現代社会をどう生きるか?

神様仏様は、それをどう教えて頂いているのか? 

 

 

 

 「家が建ちますよ」と言って頂き10年、八方塞がりの中で一つひとつ導いて頂き、地鎮祭の日を迎えることができました。親孝行できそうです。

(女性・60才)

 

目の前が真っ暗に

 私は3人姉妹の長女で、旧家の跡取りです。デイケアに毎日通う88才になる母と2人暮らしをしていました。

 何ごともなく平穏に暮らしていたある日、一番下の妹と連絡が取れなくなりました。妹のアパートに駆けつけると、妹は脳出血で数日間、倒れていたそうですが、奇跡的に命を取り止めることができました。上の妹が時間をとって面倒をみてくれていました。そんな中、突然、頼りにしていたその妹の訃報が届いたのです。私は目の前が真っ暗になり、老いた母と動けない下の妹を抱えて、今からどうやって生きていけばよいか途方にくれました。

 それでも、お堂で不安な心を聞いてもらおうと思い、毎日お堂に通い続けては苦しい胸の内を皆さんに聞いてもらいました。そんな私に、陽美子先生はいつも優しく声をかけてくださいました。本当に救われました。

 

家を建てる時期が来ましたよ

 妹が亡くなって2年経った平成31年に

「家を建てる時期が来ましたよ。御先祖様が、よく挫けず信仰についてきましたね。逃げ出さないで良かったですね。親孝行ですね。神様がご褒美をあげます。何があってもお母さんが元気なうちに家を建てましょう。でも愚痴を言っていたら家は建ちませんよ」 と導いて頂きました。

 いつも三毒をまき散らし、支部の方々に迷惑ばかりかけてきた私です。家なんか建つはずはないと思っていた時、「亡くなった妹のご主人に頼りなさい。義弟にまず、一つひとつ聞いてみて合わせていく努力をしてください。絶対家は建ちます。もう建っている家が見えます。心配いりませんよ」 とお言葉を頂きました。

 さらに亡くなった霊界の妹の言葉で、「お姉ちゃんの役に立てなくてすみません。私の子供達に何でも言ってください。頼ってください。私の代わりに力になってくれますよ」と言っていることを教えて頂きました。妹は亡くなっても私のことを心配してくれていると思うと嬉しくて涙が溢れました。

 少し苦手と思っていた義弟も、気持ちよく動いて話を進めてくれ、母と妹と3人で住める家を建てる話はトントンと決まり、この度、念願の地鎮祭のご縁を頂くことになりました。

 

「そうね、そうね」

 思い返せば、母のことや妹達のことで苦しんでいる時、神様から「笑ってみて、人生変わりますよ。『そうね、そうね』と言っていくと家は建ち、必ず良き縁になっていきますよ。親孝行しましょうね。亡き妹さんが供養してもらったら嬉しいと言ってあります」 と導いて頂いておりましたので、私なりに供養を重ね、土地の祓いもできる限りさせて頂きました。

 神様とのご縁のお蔭様でここまで辿り着いた今、ご近所の皆様からも「女手ひとつでよく頑張ったな。お母さんと妹の為なんやろ。跡取りやもんな」と声をかけて頂きました。亡くなった父や御先祖様がほっとされているように思え、嬉しくて温かくなりました。やっと親孝行できる日が実現しそうです。

 陽美子先生、今まで本当にありがとうございました。これからもついて行きます。よろしくお願い致します。