おかげ話

お父さんも「辛かったろうね」

不安や悩みの多い現代社会をどう生きるか?

神様仏様は、それをどう教えて頂いているのか? 

 

 

 数年前より膀胱の痛みが続き、お医者様にかかっても原因がわからず、繰り返す痛みに心が晴れる時がありませんでした。陽美子先生のお蔭様で、40年前の、父に対する心が原因ということをお導き頂き、スーッと痛みが無くなりました。

(主婦54才)

「道が変わってます」

 

 私は平成27年頃から膀胱、尿道の痛みが続いていました。

陽美子先生からのお導きは「贅沢を致しましたね。ご恩返しという言葉を一回も言っておりませんね。主人に、親に心配かけたこと、迷惑をかけたことを何一つ頭を下げておりませんね。今この病を通して恩返し恩返し、いかに幸せな人生であったかをしっかりと気づいていきましょうね。そうすれば治っていきますよ」と何度もお導きを頂いていました。

 先日も、膀胱が腫れて尿道が痛く頻尿症になり、お尋ねすると「道が変わってます」と言って頂きました。亡き父のことだと思いました。

 私が中学生の頃、バセドウ病で、平戸の病院まで父に送ってもらい通院していました。ある日、私が診察している間、父はお友達と猟りに行き、お友達の猟銃が誤って暴発して父の左手を貫通し、左指3本を切断しました。

 私の家は寿し屋で、父は34才の時にこの事故で指をなくし寿司を握れなくなりました。寿司屋の大将として自分の進むはずだった道を変え、兄弟の経営するタクシー会社に事務職として入りました。それでも家族に辛い思いを一言も口にせず、明るく振る舞っていました。

 

を許せた瞬間

 

 しかし、私には父を許せない思いがありました。それは事故の時、父の病院に駆けつけると、カーテン越しに「J子のせいで…」と話している父の言葉を耳にしたのです。「どうして?私のせい?」とショックで父の言葉が胸に刺さり辛かったことを思い出します。そんな父に対する思いを、ずっと自分の胸に封印してきました。

 この度の痛みで親に心配をかけていたことを反省させて頂いていると、昔、父が指に肉をつけるため、左腹の中に手を入れていたことを思い出しました。そして、現在の私のこの左腹の痛み辛さは父がずっと耐えていた姿だったと気づかせて頂きました。

 初めて込み上げてきた「自分のせいでごめんね」という思いと、「辛かったろうね」という思いで涙が止まりませんでした。私が父の思いに気づくまでお導き頂き本当に申し訳なかったという反省とともに、なにやら温かいものが胸の中に広がりました。

 父の思いになった時、自分の胸に封印してきた心が溶け、あれほど腫れていた膀胱と左腹の痛み、尿道の痛みがスーっと無くなったのです。信じられませんでした。

 先日、昭光堂において父の供養のご縁を頂きました。これからは本当にご恩返しご恩返しの心で供養を重ねさせて頂きたいと思います。 

 陽美子先生、度々の尊いお導きを本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。