おかげ話

「ゆくゆくは田んぼをしてもらわないかんもんね」

不安や悩みの多い現代社会をどう生きるか?

神様仏様は、それをどう教えて頂いているのか? 

 

 嫁の突然の病に戸惑い、一日も早く快方に向かうようにと陽美子先生にお尋ねさせて頂きました。

(女性・65才)

 

私の考え間違いで

 

 昨年、嫁が体調を崩し入院しました。いつも田んぼの仕事、家族のことを一生懸命にしてくれていましたので、突然の入院に私は戸惑いました。久しぶりに孫の世話、家族の食事の準備、洗濯と忙しい日々を送りながら、嫁のことを案じる毎日が続きました。

 嫁の病が一日も早く快方に向かうようにと思い、陽美子先生にお尋ねさせて頂きました。

 陽美子先生より「あなたはお嫁にもらう時、どんな言葉を出されましたか。あなたの言葉がお嫁さんの心に『できない』と重くのしかかっていますよ」と教えて頂きました。

 先祖から譲り受けた田をしっかり守って行くためには息子夫婦に頑張ってもらわないかん、それが御先祖様に喜んで頂くことだと思ってきました。長男の嫁をよぶときに「行く行くは田んぼをしてもらわないかんもんね」と言って嫁に来てもらいました。そのことが今になって体調を崩して入院することになったとのことでした。

 又、息子にも「あんたが長男やけん、この家を守ってもらわないかんもんね」と言っておりましたので、会社も転勤のない所を見つけてくれて、私は本当に良い息子と思っておりました。しかし、これが段々と元気をなくすことになりますよと教えて頂きました。

 私は本当に大きな考え間違いをしておりました。

 

今を頑張りなさい、という心

 

 「田んぼはどうにかなるから、あなたは今勤めさせて頂いている会社でしっかり頑張りなさいと心を持って言わないと頑張りがきかなくなりますよ。田んぼをせないかんからと自分をかばってしまうのですよ。かばったら進歩はないのです。そして元気も出なくなりますよ」という事を教えて頂きました。

 このご縁がなかったなら本当に何が正しいか、何が間違っているかが分からず迷い道に入り、子供達にとんでもない一生を送らせるところでした。

 本当に苦は宝です。嫁の病のお蔭様で自分の考えが間違っていたこと、そして先祖代々の家を守っていくための心の持ち方を教えて頂くことができました。

 崖っぷちの我が家を救って頂き感謝の心でいっぱいです。陽美子先生ありがとうございました。

 今では嫁も元気になり元の生活に戻ることができました。私達夫婦も年を取り、身体に無理することなく田んぼをしていこうと思うと気が楽になりました。本当にこの教えがなかったら嫁の健康も息子の元気も、何もかも失すところでした。

 大切なお導きを頂きました。ありがとうございました。