心を合わせて苦を宝に
(女性・50代)
22年前、主人が病で亡くなり、義父母、子供3人を残し、沢山の田畑もあり、私はどう生きていったらいいかと途方に暮れていました。
その最中、教祖様とのご縁を頂き、お導きを頂きました。
「女になってはなりません。母として生きていきなさいね。亡くなったご主人様は田の神様になってありますよ。一番大きな田んぼの土をお守りとして、子供達に持たせてくださいね」とお導きを頂きました。
長女は少し障害があり、また長男は中学校3年の時、急に登校拒否になり、どうしても息子を進学させたいと焦って教祖様にお導きを頂きました。
教祖様は「おじいちゃんが元気な時に田畑の仕事を教えて頂きなさい。必ず勉強する時期が来ますよ」と言って頂き、私は長男と一緒に農作業を始める決心をし、朝から晩まで必死になり働きました。
ある日、野菜作りを一緒にやっている時に、介護施設を営んでいる方が、長男の働く姿を見られて、施設で働いてみてはどうかとお誘いを頂き、3年後には介護の資格を取ることができました。長男が農作業をやりながら介護の仕事も頑張る姿を見ていると、本当に良きご縁を頂いたと感謝でいっぱいでした。
ほっとしたのも束の間、次男も小学校3年のときに、学校に行けなくなり、嫌がる息子を車に乗せ学校に行ったとき、勉強にならず諦めて家に戻ろうとすると、あれほど暗く悲しそうな次男の顔が、みるみる笑顔になり明るくなっていったのです。その姿を見て、私は学校に行かせることばかり強制し、子供の心をわかろうともせず、思いやりもなかったと初めて気づかせて頂き、申し訳なく涙があふれました。
教祖様から「子供が今、何を思い、何を求めているかを思うこと、一生懸命に心を合わせるのですよ」とのお言葉で、頑張る力を頂きました。世間の目は厳しく苦しみましたが、私は導いてくださる教祖様の御教えを信じて一心にお堂に通わせて頂き、御先祖様の後押しもあって何とか乗りきることができました。10年前、長男を助けて頂いた方から今度は次男も「父親代わりに育てていきます」と、ありがたい言葉と仕事のお世話もして頂いて、今に至っております。
やがて長男は農作業も介護施設の仕事も一人前になり、結婚のご縁を頂き、昨年、待望の男の子を授けて頂きました。
主人の両親、私と子供、孫の四世代が幸せに一つ屋根の下で暮らし生活をしています。
改めて振り返ってみると御神仏様、御先祖様、田の神様のお蔭様、何よりも教祖様のお導きのもとで幸せを頂いていると実感しています。
教祖様とのご縁なくして今の幸せを頂くことはできなかったと、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。