おかげ話

親の喜びは主人を思いやる心ですよ

不安や悩みの多い現代社会をどう生きるか?

神様仏様は、それをどう教えて頂いているのか? 

 

 

 

 主人がテーブルを必死につかみ、仁王立ちで立っていました。意識ももうろうとして一歩も身体が動きません。            

(女性・65才)

 

心の中でずっと責めていました

 先日、買い物から帰ると、主人がテーブルを必死につかみ、仁王立ちで立っていました。意識も、もうろうとして一歩も身体が動きません。どうして良いかわからず救急車をお願いしました。

 搬送された病院から「血液の中に菌が入っています。思ったより重症です。このままいったら敗血症になる恐れがあるので2週間以上の入院になります」と連絡が入りました。私は慌ててお尋ねをさせて頂きました。

 教祖様から「血の流れが大事ですね。あなたは今まで、ご主人や親を敬う心がありましたか。人の言われることを受け入れてきましたか」と聞かれました。実は、何度かそのようなお導きを頂いてきましたが、「また言われてしまった」という思いにとらわれて、自分に敬う心がないことを認めることができませんでした。

 教祖様から「今こそ、ご主人の病を通して真剣になって、敬う心を学びましょうね」とお言葉を頂きました。そのお言葉を聞いて、ここ3、4日の間に私が主人に対してモヤモヤした気持ちがあったことにハッとなりました。主人のすること一つひとつが気になり、「またそんなことをして」と心の中でずっと責めていました。そのことを話すと、教祖様から「ご主人の足は大丈夫ですか」と聞かれました。

 

我が子の苦労を見る親は・・・

 主人は幼い頃、股関節脱臼になり、そこから菌が入って東京まで行って手術を受けています。その手術で少し骨を削ったため、左右の足の長さが違い、歩くのに不自由をしてきたそうですが、私と知り合ったときは、元気で明るい主人だったので、どんな苦労があったのか、思ってもいませんでした。

 教祖様から「ご主人は、相当苦労があったと思いますよ。まして、我が子の苦労を見る親は、どんな気持ちだったでしょうね」とのお言葉に初めて「あー、そうだ。私に思いやる心がなかった。小さい頃からどんな思いで過ごしてきただろうか」と、主人や両親の気持ちを思うと、初めて涙があふれてきました。

 教祖様は「ご主人の心の痛みを何も思っていなかったことを、この病から教えて頂いていますよ」と、衝撃のお言葉でした。

 

親の喜びは主人を思いやる心

 「一生懸命お詫びをしましょうね。『主人に対して思いやりがなかった』この言葉を大事にしていくことで周りがみんな良くなっていきますよ。今こそ親孝行のチャンスですよ。親の喜びは、あなたのご主人を思いやる心ですよ」とありがたいお言葉を頂き、閉ざしていた心がパーッと開き、心の奥の冷たい氷が少しずつ解けていくのを感じました。

 教祖様より「神様から頂く言霊が、心の扉を開く鍵なのよ。ご主人がわざわざ病になって、神様から大切な鍵を頂けましたね。ありがたいですね」と仰って頂き、嬉しさで心が温かくなりました。

 お蔭様で、導いて頂いた日に、病院から「今日からリハビリが始まりますよ。経過も良いのであと2、3日で退院できますよ」と予定より退院が早まったことの連絡がありました。

こんな奇跡を頂き、本当にありがとうございました。