おかげ話

「ピンチはチャンス、ピンチはチャンス」今こそ真剣になって頭を下げることを頑張りましょう

不安や悩みの多い現代社会をどう生きるか?

神様仏様は、それをどう教えて頂いているのか? 

 

 

 

 2年前に、息子が突然会社を辞めアパートに閉じこもり、主人までも肺ガンになり、私の心はどん底に突き落とされました。            

(女性・60才)

 

自分の足りなさに落ち込む毎日

 私には29才になる息子がおります。2年前、突然会社を辞め、アパートに閉じこもってしまいました。電話をしても訪ねても、返事がありません。教祖様にお尋ねすると「人に合わせていないから、息子さんがあなたに合わせてくれないのですよ。息子さんの心が温かくなるように、毎日温かいお弁当を持って行ってあげてはどうですか?」とお導き頂きました。

 さっそくランチジャーを買ってお弁当を作り、玄関前に置いて帰るのですが、翌日、空の弁当箱はなく、毎日ランチジャーを買いに行って届けては、出てきてくれない息子を心配して、心を暗くしておりました。

 教祖様より「早く息子に出てきて欲しいと、自分のことばかり考えていますよ。ご主人に喜んでもらうことを思いましょうね。『お父さんが、温かいご飯を食べてねと言っていたよ』と手紙を添えてみましょうね」と教えて頂きました。

 お弁当を持って行くことばかりにとらわれ、主人や息子の心を温かくする思いやりの心がなかったことを教えて頂き、自分の足りなさに落ち込みました。

 先日、私は具合が悪くなり、寝込みました。その時、義母がお粥を作ってくれました。その温かいお粥を食べた瞬間、義母の優しさが嬉しくて「お義母さん、美味しい」と思わず涙が込み上げてきました。そして「息子のことで心配かけてごめんなさい」と自然に言葉が出てきました。心が温かくなるって、こういうことなんだと初めて気づき、そのお粥が、ずっと心の中に温かさとなって残っております。

 

ピンチはチャンス

 そんな折、主人も体調を壊し、肺がんになっていることがわかり、私の心はどん底に突き落とされました。

 教祖様から「ピンチはチャンス。今こそ、真剣になって頭を下げることを頑張りましょう」とお導き頂き、私はアパートに向かい、玄関の外から泣きながら、「お父さんが病気になって、あなたに会いたいと言ってるよ」と呼びかけ、土下座して「玄関の神様、すみません、どうか主人に息子を会わせてください」と祈りました。

 

奇跡奇跡が起こった

 30分ほど経ったとき、ガチャッとドアが開き、そこに2年ぶりに見る息子の姿がありました。奇跡が起こったのです。

 「お母さん、ごめん。全部俺が悪かった」と言う息子を「お母さんが悪かった、ごめんね」と抱きしめました。そのまま息子を家に連れて帰ると、息子を見た主人も涙を流して喜びました。

 その後、息子から「お父さんの病院にも必ず行くからね」と、優しい言葉を胸に心穏やかに入院し、治療に専念しています。義母と一緒に息子の好物のちらし寿司を作ってアパートに行った時は、「美味しいね、美味しいね」と夢のような時間を過ごしました。帰り際に「ばあちゃん、ありがとう」という言葉に義母が本当に嬉しそうでした。

 教祖様のお導きのお蔭様で、ピンチをチャンスに変えて頂き、家族みんなに大きな大きな喜びを頂きました。

 教祖様、本当にありがとうございました。