私は長年、弟に対して不足の思いがあり、許すことができず、そのことを教祖様にお話させて頂きました。
教祖様は「まあ、よかったですね。弟さんがお金を使って頂いたお蔭で、ご主人がお金を親に渡させて頂く親孝行のチャンスを頂いたんですよ。あなたたち夫婦が親孝行できるんですよ」と、思いもよらないことを仰って頂き、私はびっくり致しました。
そういえば、母は親戚が集まったときに「息子からおこづかいをもらった」と嬉しそうに話をしていたことを思い出します。
「あなたは親と一緒に住んでいるときに、親を嫌ったでしょう。親にお金があったら、あなたは親に喜んで頂くことができないのですよ。
親孝行をしないと、子供は育ちませんよ。あなたが今まで苦労なさったから、神様が親孝行させて頂けるように、わざわざ弟さんがお金を使って頂いているのですよ。そう思ったら、弟さんを拝めるでしょう。親孝行していたら、絶対に自分の子供さんに光をもらいますよ。立派に成長なさいますよ」と教祖様はお導きくださいました。
思い方を変えるだけで喜びの心に
私は、お導きの言葉をお聞きして、長い間、胸につかえていたものが、すーっと消えていくようでした。そして、弟を責める気持ちで私自身がきつかったのですが、心が軽くなりました。
教祖様のお蔭様で、親孝行の大切さを教えて頂き、親を嫌ってきた私のような者が、親孝行させて頂けることが、とてもありがたく、心が温かくなってきました。
目の前の嫌なことを、思い方を変えるだけで、こんなに喜びに変えて頂ける教祖様のお導きに、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。