今の一瞬の心を大切に
山下陽美子著『陽はのぼる』第6巻より
不安や悩みの多い現代社会をどう生きるか?
神様仏様は、それをどう教えて頂いているのか?
人生とは、生老病死。生きる苦しみ、老いていく苦しみ、病気の苦しみ、死の苦しみ、四つの大きな大きな苦しみがあります。
平等に生老病死を頂いての人生を過ごしていかねばなりません。
四つの大きな大きな苦しみを、大難は小難にして頂きたいと思うのならばしっかりと親孝行、親を敬うこと、主人を敬うこと、人を敬うこと、神仏を敬うことをしっかりと精進しなければ、生老病死の苦しい苦しい四つの苦しみが、それはそれは大きな大きな苦しみとなっていきます。
一日一日を大切に生きることです。
一日一日、自分の言葉が、自分の心が、人様に対して喜んで頂ける言葉を遣っているだろうか。
この一言が相手に対してどのような心になっているのか、しっかりと自分自身が気づいていかなければ、自分の人生というものは、それはそれは大きな大きな苦しみが次から次にやってまいります。
諸行無常です。今の健康はありません。今のこの命はないのです。一日一日を大切に、言葉を大切に、心を大切に、人を大切に、親を大切に思うならば、明日という日は、それはそれはありがたいありがたい、喜びの日になっていくのです。
厳しいですよ。人生とは厳しいですよ。
今、今の一瞬の自分の心を大切に大切に気づいて歩いていきましょう。