おかげ話

「苦に感謝」

山下陽美子著『陽はのぼる』第6巻より

 

不安や悩みの多い現代社会をどう生きるか?

神様仏様は、それをどう教えて頂いているのか? 

 

 

 人間とは何と素晴らしい心をもっているか、その心に気づいていくのが人間としての役目なのです。

 この世に命を授けて頂きました。人間として尊い尊い命を授けて頂きました。その命、命が輝いていかなければなりません。命の輝きは、どのようにして神様から授けて頂いたらよいでしょうか。

 それは苦に感謝。苦しいとき、辛いとき、悲しいとき、どれだけありがとうございますと、頭を下げられる素晴らしい器のある人間にならせて頂くかです。

 苦しいとき、辛いとき、悲しいとき、すぐ不平不満な愚痴の心になってしまいます。それでは何一つ苦しみは変わりません。

 苦しいとき、辛いとき、悲しいときに、ありがとうございますと、しっかりと自分のこの魂に、ぐっと辛抱というその心を頂いていかなければ、人間の一生というものは哀れな一生になっていくのです。頑張りましょう。

 苦に感謝。苦しみ、悲しみ、辛さにありがとうございますと言える器、大きな大きな器を今、作っていきましょう。それが子ども、孫たちに残していく大きな大きな素晴らしい財産なのです。

 それが神様の尊い尊い御教えであることを知っていきましょう。