おかげ話

「良き言葉の種蒔きを」

山下陽美子著『陽はのぼる』第6巻より

 

不安や悩みの多い現代社会をどう生きるか?

神様仏様は、それをどう教えて頂いているのか

 

  因果応報。前世のご縁、今世のご縁、一言の言葉、一言の心得によって因果応報、必ず蒔いた種は刈り取ってもらわなければなりません。
 悪い種を蒔けば何倍も何倍も大きく子々孫々と悪い種が芽を出し、悪い実がなり、その実が必ずまた落ちていきます。良い種を蒔けば必ず良い芽が出て、美しい花が咲いて、美しい実が落ちていくのです。
 この世は因果応報です。一言の言葉によって、人生というものは変わっていくのです。一つの心磨きによって、人生は変わっていくのです。幸せも、不幸せも自分の一言の言霊によって変わっていくことをしっかりと真に思って心を磨いていきましょう。
 人を大切に致しましょう。言葉を大切に致しましょう。
 この世には捨てるものは何一つありません。みんな授けて頂いた素晴らしい神様からの贈り物です。怒ってみたり、愚痴を言ってみたり、欲張ってみたりしておっては何一つ良きことはございません。
 因果応報。自分がどのような種を今日まで蒔いてきたかをしっかりと知り、進んでいきましょう。人生とは甘くはございません。厳しい厳しい人生を送ることが、人間としての素晴らしい德積みなのです。
 今日も一日、温かい心を持って、優しい心を持って德を積んでいかれますことを心から願っております。